今日は、2020年11月初出のスターターデッキ、「青界の略奪者」の紹介をしていこうと思います!
はじめに
……いや、言いたいことはわかる。
記事の作成が遅すぎるなんてのはこちら側が一番思ってる。
その上で言わせてくれ。
タスクが積み重なってんだよ!
アスタリスクTCGのテーブルクロスの作成! 新規テーマの考案! 各種エラッタ! 遊戯王マスターデュエル!
そんなこんなで、「このデッキの紹介記事の作成」ってタスクの優先度が相対的に低くなっちゃってたんですよね。
そもそもが「2020年秋ゲムマに間に合わせよう!」って意気込みでやってたのに、なんやかんやあって間に合わなくなってからは……まあ、そりゃ優先度もモチベも下がるわな、ってことで……
さて、紹介に移りますか。
今回紹介するデッキ、「青界の略奪者」は青単色のデッキです。
コンセプトは「海賊」。元々は「青海の略奪者」ってネーミングだったんですが、「青海」って既に東京都の地名であるんですよね。それで「青界」に変更された、って経緯があります。
こんな人にオススメ!
1.海賊が好きな方
2.相手の妨害をしつつ攻撃する、いわゆるミッドレンジ型のデッキが好きな方
「略奪」とは?
目玉となるキーワード能力は、ズバリ「略奪」。
初期案の説明文では「相手の手札をランダムで1枚捨てる。そのカードの発動条件を満たす効果を1つ選び、指定のコストを支払って適用することができる。その際、指定の色の代わりに青で支払ってもよい。この効果は、相手の手札が2枚以上の場合にしか使用できない」という長ったらしいものでした。
要約すると「ランダムで1ハンデスして、叩き落としたカードの効果を使ってもいいよ!」って能力だったんですが、ここで「『発動条件を満たす』ってあるけど常在型の能力は大体コスト指定されてないよね?」とか「アタックトリガーの効果はパクれんの? パクれるとしたらそれはいつまでパクれんの?」とか「そもそも『効果』の範囲ってどこまでよ?」とか、それはもう大量の疑問が噴出した結果、「相手の手札をランダムに1枚捨てる。この効果は、相手の手札が2枚以上の場合にしか使用できない」となりました。
……「略奪」とは?
これによって「青界の略奪者」が「青界の破壊者」になったわけですね。何も盗まず、壊すだけ壊して帰る海賊か、たまげたなぁ。
しかし、だからといってこのデッキが
卍スーパーウルトラ☆産業廃棄物卍
になったのか言えばそんなことはなく、むしろバリバリに強いです。スターターデッキの構築を何も弄らずに使っててもオフ会で全勝する輩が現れるレベルで。
どうしてかって言うと、そもそもこのデッキの強さは「略奪」にはないんですよね。おいどうした略奪者。
強み①:豊富な汎用除去
3コスト帯なら
「巨人殺しのリグ」
「遠見の銃士 カナタ」
の手札バウンス、1コスト重くなって4コストなら
「暗躍の斥候 ギル」
が破壊を行えます。
そもそもこれらのカードは打点としても優秀で、「巨人殺しのリグ」、「遠見の銃士 カナタ」はパワー2000、「暗躍の斥候 ギル」はパワー1500とウィニーを散らすには十分なパワーを持っており、さらに「遠見の銃士 カナタ」はバウンス効果を使ったターンでも攻撃できるため、2面除去になり非常に優秀です。
強み②:対応力の高さ
速度が求められる対面では、殴り終わったウィニーを
「バンディット・チェイン」
で高コストのカードに変換し、強引に総BREAK値を増やすことでアグロプランが取れますし、反対に時間を稼げば息切れするような、速攻デッキを対面した場合は
「健脚の伝令 クララ」
で
「下っ端乗組員」
を複数踏み倒すことで即席の壁が作れます。
また、先程汎用除去手段として紹介した「暗躍の斥候 ギル」は相手によって破壊された時に、手札かトラッシュからコスト6以下の、自身以外の《海賊》ステラを場に出す効果を持っているため実質2体分の壁として働き、なんならこの効果でエースモンスターである
「金眼の大海賊 セレーネ」
を場に出して仕舞えば、返しのターンでの切り返しも狙えます。
これらの手段と、先程の除去手段を組み合わせてコントロールすることも可能です。
他にも、ハンデスとの相性がいい
「屠殺の怪賊 フラウロス」
や
手札交換札の
「ヴァイキング」
優秀なサーチカードの
「不倒の海賊旗」
など、全てのカードに一定のポテンシャルがあるため、総じて優秀なスターターデッキと言えます。
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自分という新しい対戦相手を恵んでやるような、そんな上から目線でいいのです。
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