アスタリスクレコード分室

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デッキを組もう in遊戯王 その1


 読者の皆様、お疲れ様です。カフェラテという者です。

この記事では、とりあえずさまざまなTCGのデッキを組んでみようじゃないかという思い付きを書いていこうと思います。記念すべき第一回の記事では日本のTCGユーザであれば知らない人はいないであろう遊戯王のデッキを一つ組んでみます。

 

 

 

  • コンセプトを決める。

デッキを組むうえでコンセプトは大事です。あのカードを使って勝ちたい。あのコンボを使いたい。これらのような思い付きから始まって、相性の良いカードを探し、段々とデッキを組み上げていく。楽しいですよね。楽しいと言え。とにかく、カードが40枚必要だって聞いたから適当にストレージから40枚引っ掴んで束にしましたというのでは話にならんのです。デッキ構築の大切な軸や方針となるもの。これがコンセプトです。

 

遊戯王では主にモンスターを召喚しゲームを進めていきます。こいつらを戦わせたり、あるいは弾に使ったりして相手にダメージを与えて勝敗を競うわけですね。そんなデュエルの花形ともいえるモンスターには多種多様な召喚方法が存在します。

  1. 融合のカードと二体以上のモンスターを融合して融合モンスターを場に出す融合召喚
  2. 儀式魔法と生贄モンスターを使用して儀式モンスターを場に出す儀式召喚
  3. モンスターをリリースして上級モンスターを場に出すアドバンス召喚。昔は生贄召喚と呼ばれていました。
  4. チューナーモンスターとチューナーではないモンスターのレベルを足し算してそれと等しいレベルを持つシンクロモンスターを場に出すシンクロ召喚
  5. 同じレベルを持つモンスター同士を重ねて場に出すエクシーズ召喚。
  6. ペンデュラムスケールにセットされたペンデュラムモンスターのスケールの間の数字のレベルのモンスターを繰り出すペンデュラム召喚。
  7. リンクマーカーとリンク素材の指定をクリアして場に出すリンク召喚。

……たくさんありますね。全部一度に扱うのは少し無理がありそうです。一つに絞りましょう。ここでは伝統ある融合召喚に注目してデッキを組むことにします。この融合召喚には長い歴史があり、その過程で様々な融合方法が登場しました。

コンセプトは「いろいろな融合方法を使ってみよう」です。

 

 

  • 融合についてみてみる。

 融合召喚については様々な方法が存在します。ここではその一部をみていきましょう。

  1. 融合

    場か手札のモンスターを使う融合です。最低三枚のカードを使って出てくるのは一枚のカードだけであるため、何も考えずに融合するだけでは逆に自分を不利にすることが多いです。
    墓地で発動する効果を持つモンスターを融合素材にするなど工夫が欲しいところ。

    例:融合、神の写し見との接触

  2. デッキ融合

    デッキのモンスターを使う融合です。デッキに素材が揃っていれば直接消費するのは1枚のカードだけで済むため、決まれば強力ですがそのターンの特殊召喚に制限がかかるなど重い制約がついていることも。
    テキストをよく読んで、軽々しく使ったために自分の首を絞めた、なんてことが無いようにしましょう。

    例:影依融合、真紅眼融合

  3. 墓地融合

    墓地のモンスターを使う融合です。既に使い終わったモンスターを素材にするため消費はデッキ融合と同じく軽いです。また、デッキ融合と違い制約がついていないことが多く、比較的気軽に融合できます。
    しかし第二の手札と呼ばれる墓地のカードを使うので、うっかり別の効果で使うつもりだったカードを先に素材にしてしまいプランがご破算なんてことも。融合は計画的に。

    例:ミラクル・フュージョン、召喚魔術

  4. 除外融合

    除外されているモンスターを使う融合です。除外されたモンスターを素材にするため消費はデッキ融合と同じく軽いです。種類が少なく、実戦で見かけることがあまりないかもしれませんが、【サンダー・ドラゴン】でこの除外融合を扱うため大会に良く足を運ぶ人にはお馴染みかも?

    例:平行世界融合、雷龍融合

  5. 超融合

    自分と相手の場のモンスターを使う融合です。自力で突破できない相手モンスターを融合素材にして自身の攻撃を通したり、相手の攻撃モンスターを融合素材にして壁モンスターを作りつつ攻め手を削ったりと攻防一体の活躍が見込めるため大会シーンでも超融合の姿はしばしば見かけられます。
    ただ相手のモンスターがこちらの融合モンスターの素材指定にそぐわないとせっかくの超融合も宝の持ち腐れ。採用する融合モンスターの選別はしっかり考えましょう。

    例:超融合、プレデター・プライム・フュージョン

  6. 融合を使わない召喚

    融合モンスターのテキストに記載された手順を踏んで行う召喚です。融合召喚では無いのですが、この方法でしか召喚できない融合モンスターが存在するため触れておきます。
    特定の手順を踏む必要はありますが、融合魔法を必要としないため少ない消費で場に出すことが出来ます。また、【剣闘獣】のように融合を使わずに融合モンスターを活用するデッキも存在します。

    例:剣闘獣ガイザレス、超雷龍-サンダー・ドラゴン

 

 

  •  組んでみた。

 

これまでコンセプトを決め、融合方法を見てきました。

そして出来上がったのがこちらです。

 

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デッキレシピ

モンスター 枚数 種類
E・HEROネオス 1 通常
真紅眼の黒竜 1 通常
究極宝玉神レインボー・ダーク・ドラゴン 1 効果
シャドール・ビースト 1 効果
ネメシス・コリドー 3 効果
竜魔導の守護者 1 効果
D‐HEROディバインガイ 1 効果
E・HEROリキッドマン 1 効果
影依の巫女エリアル 1 効果
幻影騎士団サイレントブーツ 1 効果
ジェット・シンクロン 3 効果
トリックスター・ヒヨス 3 効果
魔法 枚数 種類
ワン・フォー・ワン 1 通常
真紅眼融合 1 通常
ネオス・フュージョン 1 通常
ハーピィの羽根箒 1 通常
融合 1 通常
影依融合 1 通常
ラクル・フュージョン 1 通常
フュージョン・デステニー 1 通常
プレデター・プライム・フュージョン 3 速攻
墓穴の指名者 2 速攻
超融合 2 速攻
融合再生機構 3 フィールド
枚数 種類
死魂融合 2 通常
影依の偽典 3 永続
幻影霧剣 1 永続
EXデッキ 枚数 種類
レインボー・ネオス 1 融合
グリーディー・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン 1 融合
エルシャドール・ネフィリム 1 融合
スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン 1 融合
捕食植物ドラゴスペタリア 1 融合
超雷龍‐サンダー・ドラゴン 1 融合
E・HEROアブソルート・Zero 1 融合
真紅眼の黒刃竜 1 融合
捕食植物キメラフレシア 1 融合
D-HEROデッドリーガイ 1 融合
エルシャドール・ミドラーシュ 1 融合
沼地のドロゴン 1 融合
捕食植物ヴェルテ・アナコンダ 1 リンク
トリックスター・ブルム 1 リンク
サクリファイス・アニマ 1 リンク

 

ではこのデッキの動き方を序盤、中盤、終盤と区切ってみていきましょう。

  • デッキの動き方をみてみる。 

 序盤

 

序盤において、特に先攻1ターン目の動きは重要です。基本的にサーチリクルートを駆使して形成を整えて相手の動きに備えるのが基本ですが、融合召喚は結構な枚数のカードを消費するため、序盤からどんどん融合モンスターを繰り出していると手札があっという間に消えてしまいます。なので消費の軽いデッキ融合に注目していきましょう。

 デッキ融合を行うにあたって、このデッキでは以下の2通りの手段を用意しています。

 

手段1:捕食植物ヴェルテ・アナコンダ

このモンスターは2000ライフポイントを支払い、融合またはフュージョン速攻または通常魔法をデッキから墓地に送ることで墓地に送った魔法と同じ効果を適用できます。つまり、デッキから融合魔法を発動するようなものです。

またアナコンダの召喚条件も効果モンスター2体と非常に緩く、場に出すことが容易なので非常に便利です。

こんな便利なアナコンダが収録されるリンクブレインズパック3が4月下旬に再販されるのでこれを機に手に入れるのもいいかも知れませんね。

このデッキでは主に以下の2パターンでアナコンダを召喚します。

 

  パターン1 トリックスター・ヒヨス

   ①手札からまたはワン・フォー・ワンを発動しトリックスター・ヒヨスを召喚。

   ②ヒヨス1体でトリックスター・ブルムをリンク召喚。ヒヨスを自身の効果で

    墓地から特殊召喚

   ③ヒヨス、ブルムの2体でアナコンダをリンク召喚。

 

  パターン2 ジェット・シンクロン

    ①手札からまたはワン・フォー・ワンを発動しジェット・シンクロンを召喚。

    ②ジェット1体でサクリファイス・アニマをリンク召喚。ジェットを自身の

     効果で手札1枚を捨てて墓地から特殊召喚

    ③アニマ、ジェットの2体でアナコンダをリンク召喚。

 

上記2パターンではいずれも手札1枚からアナコンダを場に出すことができます。さらに、過程で自分のモンスターがゲームから除外されるのでネメシス・コリドーの手札から自身を特殊召喚できる効果が発動できます。このコリドーを使って超雷龍-サンダー・ドラゴンを召喚できれば相手の行動を阻害できるため積極的に狙っていきましょう。

 

手段2:竜魔導の守護者

このモンスターは召喚または特殊召喚成功時に手札1枚を捨てることでデッキから融合またはフュージョン通常魔法を手札に加えることができます。アナコンダを召喚できない場合はこの効果に頼りましょう。

また、EXデッキの融合モンスターを見せることでその融合素材に名指しされているモンスターを墓地から裏側守備表示で特殊召喚できます。いざという時に役立つことがあるので覚えておきましょう。

 

ここまでデッキ融合を行う手段をみてきましたが、では実際にどんなモンスターをデッキ融合すべきでしょうか?

以下に候補を挙げます。

 

候補1:フュージョン・デステニー

手札またはデッキからD-HEROモンスターを含む融合素材を墓地に送り、融合モンスターを融合召喚する通常魔法です。発動後、ターン終了時まで闇属性HEROモンスター以外の特殊召喚ができない制限がかかります。


これで融合召喚するのはD-HEROと闇属性効果モンスターを素材とするD-HEROデッドリーガイがおすすめです。
素材指定が優秀で、ドロー効果を持つシャドール・ビーストや、強力な妨害ができる幻影霧剣を墓地の自身の効果で手札に加えられる幻影騎士団サイレントブーツを墓地に送ることができます。手札にシャドールを墓地融合できる影依の偽典があればビーストを、なければサイレントブーツを素材にするといったように状況に応じて使い分けましょう。
また、デッドリーガイ自身の守備力も2600とそれなりにあるため、壁としても頼れます。

 

候補2:ネオス・フュージョン

手札・デッキ・フィールドから融合素材を墓地に送り、E・HEROネオスを含むモンスター2体のみを素材とする融合モンスター1体を特殊召喚します。融合召喚でないため除去された場合蘇生や帰還ができず、また発動後ターン終了時まであらゆるモンスターの特殊召喚ができない制限がかかります。


これで召喚するのはE・HEROブレイヴ・ネオスレインボー・ネオスがおすすめです。
ブレイヴ・ネオスはネオスとレベル4以下の効果モンスターを素材に指定しているため、ネオス・フュージョンを使って幅広い範囲のモンスターを墓地に送ることが出来ます。


レインボー・ネオスはネオスと究極宝玉神モンスターを素材とする攻撃力4500の融合モンスターです。モンスターカードゾーン、魔法・罠ゾーン、デッキの一番上のカードのいずれかから1枚を墓地に送ることで対応する相手の場のカード全てをデッキに戻すことができます。相手の場をこじ開けて攻撃力4500で直接攻撃できるのは大きな魅力でしょう。このデッキでは強力なフィニッシャーに乏しいためこの役割を担えるレインボー・ネオスを採用しています。


この2体は特に破壊に対する耐性を持っていませんが、墓地のネオス・フュージョンが1度だけ身代わりになってくれるので場持ちは良いほうです。

 

候補2で出せる融合モンスターは場持ちこそよいものの相手に対する妨害よりは相手の作った盤面を突破する能力に長けているため序盤に出すよりは中盤以降で出していきたいですね。序盤では候補1で出せるデッドリーガイを場に出すことを優先したほうがよさそうです。

 

 

まとめると、基本的にヒヨスかジェットからアナコンダを召喚し、その効果でデッドリーガイを融合召喚する形になります。手札によっては下記のように展開することも可能です。

 

  1. 手札に影依の偽典がある
    デッドリーガイの融合素材にシャドール・ビーストを使うことで次の相手ターンにエルシャドール・ミドラーシュを融合召喚することが可能です。
  2. 手札に影依の偽典がない
    デッドリーガイの融合素材に幻影騎士団サイレントブーツを使うことで次の相手ターンに幻影霧剣を使い妨害が可能です。
  3. 手札にネメシス・コリドーがある
    ネメシス・コリドーを自身の効果で特殊召喚可能です。このコリドーを墓地に
    送って超雷龍-サンダー・ドラゴンを特殊召喚することで相手の動きを制限することができます

 

以上から、先攻1ターン目でできる最高の盤面は

場に

  • 捕食植物ヴェルテ・アナコンダ
  • 超雷龍-サンダー・ドラゴン
  • D-HEROデッドリーガイ

があり、魔法・罠ゾーンに

  • 影依の偽典
  • 幻影霧剣

のいずれかがある、という状態になります。相手ターンでのアナコンダ棒立ちが気になりますね。でも大丈夫。

このデッキでは以下の2通りの手段を用意しています。

 

  1. プレデター・プライム・フュージョン

    アナコンダとデッドリーガイで捕食植物キメラフレシア、捕食植物ドラゴスペタリア、スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン、沼地のドロゴンから選択して融合召喚できます。相手の状況に応じて出すモンスターを使い分けましょう。

  2. 超融合

    基本的にプレデター・プライム・フュージョンと出せるモンスターは一緒ですが、融合素材にできる範囲が相手モンスターまで広がっているので相手モンスターを巻き込んでアナコンダを融合素材にしてしまいましょう。

 

この2枚でアナコンダ棒立ち問題を解決しましょう。融合再生機構があれば素材にしたアナコンダを回収できるのでさらに良し。

 

 中盤

 

 基本的にここからは残った手札とドローしたカードを臨機応変に使い分けながら戦っていきます。以下のカードを使い分けて融合召喚していきましょう。

 

  • 真紅眼融合

    手札・デッキ・フィールドから融合素材モンスターを墓地に送り、レッドアイズ
         モンスターを融合素材とする融合モンスターを融合召喚します。発動する
         ターン中、セット以外の方法でモンスターを場に出すことはできない制限が                   掛かります。

         このデッキでは真紅眼の黒竜と戦士族モンスターを融合素材とする真紅眼の
         黒刃竜を出します。融合素材とする戦士族にはサイレントブーツかE・HERO
         リキッドマンのどちらかがおすすめです。先攻1ターン目でデッドリーガイの融合
         素材にサイレントブーツを使っていない場合、ここで使っておきましょう。
         リキッドマンを素材とした場合、ミラクル・フュージョンに繋げることが
         できます。

 

  • 真紅眼の黒刃竜

    レッドアイズモンスターの攻撃宣言時に墓地の戦士族モンスターを装備すること
    ができます。この効果でE・HEROアブソルートZeroを装備し、墓地へ送られた
         場合の効果を使いまわしましょう。

 

    手札またはフィールドから融合素材モンスターを除外し、E・HERO融合モンスター
        を場に出します。

   真紅眼融合で墓地に送ったリキッドマンを使ってアブソルートZeroを出しましょう。

 

    古いカードであるため効果は控えめですが場から離れたときに相手のモンスターを
         すべて破壊する効果を持っているため切り返しとして活躍が見込めます。

    また、真紅眼の黒刃竜とコンボすることにより効果を繰り返し発動することも
         できます。

 

 終盤

 

ここまでくればやることはただ一つです。ネオス・フュージョンでレインボー・ネオスを召喚し一気に勝負を決めましょう。

それぞれの概要は序盤の項に記載した通りですので、ここでは省略します。

レインボー・ネオスの効果で相手の場を開け、直接攻撃を通すことを意識して立ち回りましょう。

 

 最後に

 

ここまで読んでいただき大変ありがとうございます。

召喚獣やジェムナイトなど、融合を扱うカード群はまだまだたくさん存在します。

この記事をきっかけに、さまざまな融合モンスターに触れ、読者様のオリジナルの融合デッキを開発いただければ幸いです。

 

 

次回はノワパテさんが白色の世界について何か語ってくださるそうです。

乞うご期待。

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