皆さんこんにちは、コメジルシです。
今回はゲームマーケット2020秋でも頒布予定のトライアルデッキVol.2【緑風の守護者】についてお話していきます!
こんな方にオススメ!
面白いギミックを好む方
このデッキのコンセプトは【進化】、アスタリスク世界における大精霊『エスメラルダ』がターンの経過とともに成長していく様子を視覚的にも楽しめるデッキとなっています。
【進化】と聞くと他のTCGにもありがちな能力と思われるかもしれませんが、今までのTCGにありそうで無かったであろう斬新さを兼ね備えています。
詳しくは後述。
ガンガン攻めに行きたい方
このデッキは所謂「アグロ」と呼ばれる“積極的に攻め立てるデッキ”の1つです。
『エスメラルダ』は共通効果として攻撃時にパワーを上げる効果を持っており、その能力によって並大抵のパワーであれば軽々と越えることできます。
迷ったら殴る。迷わなくても殴る、という思考でも十二分に強いという特徴が輝いているのです。当然、それが通じるのは相手の盤面が揃う前である序盤のうちだけ、というのをお忘れなきよう。
デッキ構築を楽しみたい方
ゲームマーケット2020秋時点では【黒】も【黄】もカードプールは14種類しかありません。
それはそれで洗礼された素晴らしいカード群なのですが、【緑】は当デッキに加えて“フィーチャーパック《甲虫》”なる別売りの拡張もご用意致します。
当デッキに3種類のみ収録されている《甲虫》に焦点を当ててデッキを構築することができ、更には【エスメラルダ】軸使いからして魅力的なカードも収録されます。
様々なカードを駆使してあなただけのデッキを作り上げましょう!
どんな動きをするテーマなのか
エスメラルダ三銃士を連れてきたよ。
現時点で存在する『エスメラルダ』は以下の3形態です。
これらは共通効果として攻撃時に自身のパワーを上げる能力を持っています。
文中では文字数の都合上それぞれ《2エス》《4エス》《6エス》と表記させて頂きます。
《緑の芽吹き エスメラルダ 》
エスメラルダの初期形態です。
【ゲーム1】でセット状態のマナをライズする固有能力を持ちます。
当ゲームのパワーの標準査定は「マナコスト×1000」程度です。
しかしこのカードは固有能力で実質1コス軽減でき、更に攻撃時にパワーを1000上げることができます。
つまり……実質1コス3000です。
「なんだこのぶっ壊れカード、クソゲーじゃねーか」と思われた方々、まだブラウザバックなさらぬよう。当然字面通りの効果ではその通りであると言えましょう。
しかし、このカードの要求コストは〔緑:2 無:0〕。つまり場に出すためには緑マナを2つ要求します。
つまり他の色のデッキに出張させるにはやや使いづらく、【緑】ならではの強みとして確立しています。それに1ターン目から3000打点が飛んでくるわけではないので、1ターン目から盤面有利を取られるというわけではありませんので。
《緑風の開花 エスメラルダ》
エスメラルダの第2形態です。
後述の《6エス》にも言えることですが、進化形態と言っても必ずしも初期形態を経由する必要はありません。
序盤で《2エス》を引き込めなかったとしても逆転の手が残されている事を意味します。
さて、これも《6エス》にも言える“進化の手段”ですが、ターン終了時にこのカードがマナゾーンかダメージゾーンに在る場合、場の前形態をダメージに置くことで自身を場に出すことができます。
自分が負ったダメージを【進化】に繋げることができる、これもまた逆転に繋がる要素となっています。
進化後、“マナゾーンのカードが相手より少ない”場合、“デッキトップのカードをライズ状態でマナゾーンに置く”事ができます。
後述する迎撃の札《ハーフorブレイク》を構えるマナを自身で生み出せるという訳です。
《神風の大精霊 エスメラルダ》
エスメラルダの第三形態です。
“進化が必須の召喚条件ではないこと”と“進化の手段”に関しては前項に記したので割愛します。
進化後、それまでに負ったダメージのカードを全てデッキに戻して入れ替えることができます。
「ダメージゾーンにキーカードが? 私に任せなさい!」
更に更になんと、戻す前の自分のダメージ量が相手より多い場合は置く枚数を2枚まで減らすことができます。
5枚置かれると敗北する当ゲームにおいて、2枚回復というのはかなり大きなものです。
彼女が作ったダメージ量の余裕はきっと窮地に立て直しの隙を作ってくれることでしょう!
頼もしいサポート【スペルカード】
スペルとは他のゲームで言う「魔法・罠」や「呪文」などに当たるサポートカードのことです。
《エスメラルダの息吹き》
2コスト支払ってこのスペルを唱えた場合、自分のデッキから1枚『エスメラルダ』と名のつくステラを1枚ダメージゾーンに置きます。
一見自分のダメージ量を増やすだけの意味のない効果に見えますが、そうではありません。
前項に記述した通りエスメラルダの進化条件の1つは“自分のマナかダメージに進化先のステラが在ること”です。
このカードで進化先のエスメラルダをダメージゾーンに置くことで、より円滑に進化を行うことに繋げられます。
更に1コスト支払うことでマナゾーンかダメージゾーンの緑のステラを1体まで場に出すことができます。
進化先のステラをダメージに置き、進化前のステラを場に出すことでこのカードの効果を余すことなく活用することができるという訳です。
《奇跡の目覚め》
このスペルは相手のステラが攻撃してきた場合のみ発動することができます。
発動条件はやや厳し目ですが、発動できた場合は破壊されたステラを即座に場に呼び戻すことができます。
ダメージトリガー(ダメージゾーンに置かれたときの効果)も優秀で、破壊されたステラを1体手札に戻すことができます。
《ハーフ or ブレイク》
《4エス》の項で先述した迎撃札、コンバットトリックのカードです。
「アスタリスクTCG」自体戦闘時のコンバットトリックの“ケア”や“読み合い”をかなり重視したゲームとなっており、相手からすれば「このカードを発動されるリスクを負ってまで攻撃するべきか否か」を慎重に見定める必要があります。
【緑】に限らずコンバットトリックは他の色にもそれぞれ用意される為、相手に攻撃する際はくれぐれもご注意を。
さて、このカードの効果は“場のステラ1体のパワーをターン終了時まで半分にする”です。
先述した場面“《4エス》+《ハーフ》”の場合、相手のステラがパワー8000以上でもない限り戦闘での突破は困難となります。
ダメージトリガー(ダメージゾーンに置かれたときの効果)も強力で、“場のステラ1体を破壊する”ことができます。
後述する《世界樹の偵察者》の効果を使うことでこの効果の発動意図的に狙いに行くこともできます。
部下と使い魔と親友と。
エスメラルダをサポートしてくれる頼もしい仲間たちを一部ご紹介します。
《世界樹の偵察者》
「ヨシ!!」
出現時効果でデッキからスペルを選んでデッキの一番上に置くことができます。
次にドローするまで攻撃を食らわなそうな場面であれば次にドローしたいカードをおくと良いですが、ダメージを食らうとそのカードはダメージゾーンに行ってしまうので注意が必要です。
逆に言えばダメージを食らいそうな場面ではダメージトリガーを持ったスペルを置くと良いでしょう。
先述した《ハーフ or ブレイク》がその一例で、このカードを一番上に置くことで相手に「攻撃せずに《ハーフ》が手札に加わるのを許容する」か「攻撃して自分のステラが破壊される」かの選択を強いる事ができます。
《精霊の使い魔 ペァヘン》
起動効果で“手札を捨てた場合”または“手札がない場合”に『エスメラルダ』カードを手札に加えることができます。
足りていない『エスメラルダ』カードを手札に加えることで円滑にギミックを動かすことができます。
《大精霊の親友 エメリア》
デッキかトラッシュからスペルを手札に加えられる出現時効果、『エスメラルダ』の代わりに破壊される起動効果、破壊された場合にデッキから『エスメラルダ』カードをマナゾーンに置く自動効果を持ちます。
例えば場の《4エス》が破壊されそうになった場合、このカードの起動効果で守りながら進化先の《6エス》をマナゾーンに置くことができます。
《緑神風の先駆け ピーファウル》
相手の場のステラの数だけ無色コストを下げる常時効果を持ちます。
ただ単に「多くのステラを並べれば勝てる」だけのゲーム設計ではゲームは単調化してしまいがちです。
「多い=強い」を否定するカードを設けるためにこのカードは考案されました。
特に『エスメラルダ』は【進化】の為にマナを割きたい都合上“数”を並べられると突破が困難になりがちで、このカードが役立つ場面もかなり多いと思われます。
理想的なゲームプラン
この動きはあくまで“理想”であって再現できる確率は高くはありません。
足りないカードがある場合やイレギュラーが起こった場合は応用しながら戦っていきましょう。
手番:後攻
1ターン目(相手)
1コス払って1000のステラを召喚
2ターン目(自分)
《6エス》をマナに埋める
《偵察者》を召喚して《ハーフ》をデッキトップへ
《偵察者》で相手のステラと相打ち
3ターン目(相手)
1コス払って1000のステラを召喚して攻撃→《ハーフ》の[DT]で破壊
1コス払って1000のステラを召喚して攻撃
4ターン目(自分)
《4エス》をマナに埋める
《2エス》を召喚してマナをライズし、相手のステラを攻撃
1コス払って1000のステラを召喚して攻撃
ターン終了時に《4エス》に【進化】して1マナチャージ
5ターン目(相手)
この時点で相手はマナブーストが無い限り3マナしか無いためパワー4000の《4エス》を戦闘で越えることは困難
攻撃してきた場合は前ターンに《4エス》でチャージしたマナで《ハーフ》を打って迎撃すれば良い
6ターン目(自分)
中略、ターン終了時に《6エス》に【進化】
おわりに
ここまで読んで頂きありがとうございます、いかがでしたでしょうか。
改めてまとめてみるとやっぱりこのデッキ面白いよななんて僕は思ってたりします。もちろん他のデッキだって負けないくらい楽しいので、皆さま好みのものをどんどんくみ上げていってもらえたらと思います。
もし「このゲームで遊んでみたい」と思って頂けたらゲムマやBOOTH等でお手にとって頂けると幸いです。
ゲームマーケット当日【タ02】ではデッキの無料頒布も行う予定です、詳細は上記リンクをご確認下さい。
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ちょっと尻切れ気味ですが今回はこの辺りで、ではまた次回!!